演劇倶楽部『座』とは
About us
日本の俳優たちよ、日本を学ぼう!

演劇倶楽部『座』は、俳優・壤晴彦が、日本の伝統文化と演劇を学ぶ場として始めた「演劇研究室・座」を原点としています。
きっかけとなったのは、壤が長年にわたる海外公演で出会い、時には共演もした、海外の演劇人や文化人との交流でした。
日本の伝統芸能や演劇の技法について高い評価を受ける一方で、「これほど豊かな文化を持つ日本なのに、なぜ日本人は自国の演劇や伝統文化を知らないのか」と問われることがありました。
その経験から生まれたのが、
「日本の俳優たちよ、日本を学ぼう」
という思いでした。

1992年、和の伝統文化から演劇を学ぶ場として「演劇研究室・座」を創立。
当初は、劇団やプロダクションに所属する俳優をはじめ、ミュージシャン、モデルなど、さまざまなジャンルで活動するパフォーマーたちが集まりました。
やがて、芸能事務所やプロダクションなどの所属を持たない若手俳優たちが、学んだ技術の実践の場、発表の場を求めるようになります。
こうして自主公演がスタートし、1998年、「演劇倶楽部『座』」へと改称。本公演、旅公演、アトリエ公演、朗読LIVEなど、100回を超える舞台を重ねてきました。
日本の文学や物語を題材に、日本に受け継がれてきた美しいことば、姿、音楽を舞台表現として伝えること。
それが、『座』の活動の根本理念となりました。
また、NPO法人、そして認定NPO法人として、学校公演や中高生を対象とした無料招待公演など、次世代へ日本の文化と言葉を届ける活動にも取り組んできました。

しかし、あのコロナの時代以降、従来の公演形態での活動は難しくなり、現在は、今日まで『座』が培ってきた「日本文化を学ぶ」という理念を大元に活動を続けております。
YouTubeなどを通じた発信に加え、俳優・声優・ナレーターなど、表現の仕事に携わる人を対象とした「和の演技塾」、そして一般の方も参加できるワークショップなどの開催が、その根本となっています。
日本のことばや文化を知ることは、単に過去を学ぶことではありません。
日本に受け継がれてきたものを知り、そこから表現を学び、自分自身のことばと感性を磨いていく。
『座』はこれからも、そんな「日本を学ぶ場」であり続けたいと考えています。
沿革・上演記録
History
1992年
「日本を学ぶ演劇塾」として『演劇研究室・座』を設立
1998年
10月
上田秋成『雨月物語「菊花の約/吉備津の釜」』を試演
1999年
9月
団体名を『演劇倶楽部・座』に改名
第1回公演『高野聖』(泉鏡花)を上演
日本の小説を原文のまま舞台化する【詠み芝居】というスタイルを確立
12月
第2回公演『少年探偵団』(江戸川乱歩)を上演
2000年
3月
第3回公演『杜子春/奉教人の死』(芥川龍之介)を上演
9月
第4回公演『高野聖/夜行巡査』(泉鏡花)を上演
池袋演劇祭に参加し、審査員特別賞を受賞
12月
第5回公演『浜田広介童話集「ある島のきつね/泣いた赤おに/りゅうの目のなみだ」』を上演
2001年
4月
第6回公演『野菊の墓』(伊藤佐千夫)を上演
8月
第7回公演『浜田広介童話集「ある島のきつね/泣いた赤おに/りゅうの目のなみだ」』再演
9月
『浜田広介童話集』室蘭・札幌・気仙沼ツアー公演
12月
第8回公演『賢治アラベスク「セロ弾きのゴーシュ/猫の事務所/注文の多い料理店」「グスコーブドリの伝記」』(宮沢賢治)を上演
2002年
4月
第9回公演『雨月物語「菊花の約/吉備津の釜」』(上田秋成)を上演
10,11月
第10回公演『山椒大夫』(森鴎外)を上演
11月
『野菊の墓』気仙沼公演
2003年
2月
第11回公演、紀伊國屋ホールで、6日間日替わり公演を実施
『高野聖/夜行巡査』『杜子春/奉教人の死』『浜田広介童話集』『野菊の墓』『賢治アラベスク』『雨月物語』
10月
第12回公演『鶴八鶴次郎』(川口松太郎)を上演
2004年
4月
50歳以上シェイクスピア劇上演のためのワークショップ「座・シェイクスピア」を開講
5月
第13回公演『少年探偵団』(江戸川乱歩)を上演
9月
『鶴八鶴次郎』ツアー公演
11月
第14回公演『肝っ玉おっ母とその子どもたち』(ブレヒト)を上演
2005年
3月
座・シェイクスピア第1回発表公演『真夏の夜の夢』坪内逍遥訳を上演
5月
第15回公演『鶴八鶴次郎』(川口松太郎)再演
12月
『野菊の墓』13都市ツアー公演
2006年
2月
第16回公演『おたふく』(山本周五郎)を上演
9月
第17回公演『山椒大夫』(森鴎外)再演
11,12月
『鶴八鶴次郎』ツアー公演
2007年
6,7月
第18回公演『鳥の物語「鷲の話/鵜の話」』(中勘助)を上演
8月
『野菊の墓』大阪府門真市公演
10月
『山椒大夫』愛知県豊田市能楽堂公演
12月
第19回公演『野菊の墓』(伊藤佐千夫)再演
2008年
6月
第20回公演『わが町』(ソーントン・ワイルダー)を上演
8月
第21回公演『今はむかし』(脚本:壤晴彦)を上演
2009年
1月
第22回公演『歌行燈』(泉鏡花)を上演
5月
第23回公演『お伽草紙「カチカチ山/舌切雀」』(太宰治)を上演
7月
『野菊の墓』掛川公演
2010年
2月
第24回公演『おたふく』(山本周五郎)再演
6月
第25回公演『高野聖/夜行巡査』(泉鏡花)再演・ツアー公演
2011年
1月
第26回公演『五重塔』(幸田露伴)を上演
10月
第27回公演『歌行燈』(泉鏡花)再演・ツアー公演
2012年
3月
第28回公演『雨月物語「青頭巾/蛇性の婬」』(上田秋成)を上演
6,7月
第29回公演『ゆうれい貸屋』(山本周五郎)を上演
2013年
1月
第30回公演『夢十夜』(夏目漱石)を上演
6月
第31回公演『野菊の墓』(伊藤佐千夫)再演
2014年
1,2月
第32回公演『やぶにらみ龍之介ばなし「蜘蛛の糸/白/杜子春」』(芥川龍之介)を上演
7月
第33回公演『お江戸みやげ』(川口松太郎)を上演
2015年
1月
第34回公演『ひやめし物語/ちゃん』(山本周五郎)を上演
8月
第35回公演『友情』(武者小路実篤)を上演
10月
『雨月物語「菊花の約/吉備津の釜』愛知県豊田市能楽堂公演
2016年
3月
第36回公演『おたふく』(山本周五郎)再演
8月
第37回公演『鶴八鶴次郎』(川口松太郎)再演
2017年
2月
第38回公演『殺陣師段平』(長谷川幸延)を上演
8月
第39回公演『お江戸みやげ』(川口松太郎)再演
2018年
3,4月
第40回公演『おたふく』(山本周五郎)再演
8,9月
第41回公演『野菊の墓』(伊藤佐千夫)再演
2019年
11月
認定NPOの資格を取得
2020年
2,3月
第42回公演『一葉の日々「大つごもり/たけくらべ/十三夜」』(樋口一葉)を上演
11月
『浜田広介童話集』を上演、映像を収録して有料配信を実施
2021年
3月
第43回公演『野菊の墓』(伊藤佐千夫)再演
愛媛県立松山北高校にて『野菊の墓』無料鑑賞会を実施
10月
2022年
4月
下村湖人『次郎物語』の朗読を、YouTube「座ちゃんねる」で配信開始
6月
岡本綺堂『半七捕物帳』の朗読を、YouTube「座ちゃんねる」で配信開始
文化庁の派遣事業で、愛媛県の学校に訪問しワークショップを実施
8月
第44回公演『ハーンの面影』(小泉八雲「怪談/日本の面影」より)を上演
無料配信のためのクラウドファンディングを実施
9,10月
文化庁巡回公演事業にて『浜田広介童話集』を上演
2023年
5月
第44回公演『ハーンの面影』の舞台映像を、YouTube「座ちゃんねる」で無料配信
9,10月
文化庁巡回公演事業にて『浜田広介童話集』を上演
2024年
1月
文化庁巡回公演事業にて『浜田広介童話集』を上演
5月
「和の演技塾」を開講
人形たちの詠み芝居『杜子春』を、YouTube「座ちゃんねる」で公開
10月
文化庁の派遣事業で、愛知県の小学校に訪問しワークショップを実施
山本周五郎『日本婦道記』の朗読を、YouTube「座ちゃんねる」で配信開始
11月
岐阜県演劇協会様からの依頼で、第39回国民文化祭『浜田広介童話集』の演出・演技指導を実施
2025年
9月
江戸川乱歩『少年探偵団』シリーズの朗読を、YouTube「座ちゃんねる」で配信開始
10月
吉川英治『宮本武蔵』の朗読を、YouTube「座ちゃんねる」で配信開始
2026年
5月
谷崎潤一郎訳『源氏物語』の朗読を、YouTube「座ちゃんねる」で配信開始
