日本の文化に誇りを持って、
世界と向き合える
若者たちを育てたい。

衰退する日本文化

この国に代々受け継がれてきた日本文化は、今、日に日に衰退しています。
本を読む人が減り、「小学校3年生のことば」を基準に作られるTVドラマやアニメがいつのまにか文化の主流になってしまいました。「世界に冠たることばの遺産」を持つはずの日本人の言語力は著しく低下してしまったのです。
一方で、海外の文化人たちから日本は「芸術の宝島」と言われており、そんな彼らが逆に驚くのは、その素晴らしい日本文化を「今日の日本人が殆ど知らないこと」なんです。

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海外で信用されない日本人

「自分の国の文化」に誇りを持てない・語れない人は何を心の軸として生きるのでしょう? そういう人は国際社会へ出ても信用されず、敬意を持たれることもありません。
日本の伝統的なことばや所作や音楽の美しさを愛する人の多くが外国人である‥これ、なにかおかしくありませんか?

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心豊かな国への祈り

私は今日の「日本を知らない若者たち」を責めようとは思いません。
むしろ「かわいそう」と思っています。
なぜこんなことになってしまったのでしょう?

世界の「文明」に追いつくことを優先し、国を強く豊かにするためには「文化」などにうつつをぬかしている場合ではない‥と信じてきた末の、この現代‥。
しかしその過程で「失ってきたもの」に、そろそろ目を向ける時が来ているのではないでしょうか?

「ことばが人間の骨組みを作る」という名言があります。言葉が痩せると国家の姿もいびつになるのです。
私たちは民族の精神の基盤である豊かな「ことば」を回復し、若者たちに手渡さなければなりません。

日本の芸能の大きな特徴は『優しさ』です。
我が国の物語の主人公たちは殆ど例外なく「戦いに敗れた人間」で、そんな主人公たちに向ける「いたわり」「憐れみ」「思いやり」が日本人の心の「原点」なんです。
私たちの先祖は、そういう心を歌舞伎や文楽そして寄席などの「劇場」から学んで来たのです。

私が20年にわたる海外公演で出会った多くの演劇人・文化人はこう言いました。
「JO、お前が日本の伝統を活かした舞台を作れ」。

1998年に結成した演劇倶楽部『座』は、我が国の芸能の伝統に学び、優れた文学を日本の『美しいことばと姿と音楽』によって舞台化し、公演活動を続けております。
そして2019年に認定NPOの認可を受け、その特典「税制優遇の寄付金」を資金として、全国の中高生を対象とした無料招待公演を行う企画を立ち上げました。
その第1回公演『野菊の墓』が昨年3月に愛媛県松山市で行われ、大好評をいただきました。

今後もご希望のある限りの土地へ伺い、若者の心に「日本の心と言葉」を渡し続けたい‥
それが私たちの『祈り』です。

その『祈り』を実現していくためには「資金」が必要です。
また各地域での公演のためには現地の皆さんの「ご協力」も仰がねばなりません。

現代の、そして次世代の同胞が自国の文化に誇りを持ち、日本が自信に満ちた「こころ豊かな国」になる為に、あなたのお力をお貸しください。
嬉しいお声がけをお待ちしております。

NPO・演劇倶楽部『座』

代表壤晴彦

心豊かな国への祈り

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